2023/12/29 09:00の予想天気図:谷川・八ヶ岳

日々の天気図解析

【今日の予想対象山域:谷川連峰・八ヶ岳】

地上(等圧線・前12時間降水量)

前日夜までに日本海の低気圧が通過し、西高東低の気圧配置に移行する。低気圧通過後の北西風が日本海沿岸を中心に吹く。谷川では風を伴って雪、高気圧が次第に張り出してくるため、のち曇りに、八ヶ岳では終日晴れる見込み。

500 hPa(等高度線・渦度)

寒帯前線ジェットの北系が北上しているため、寒さは和らぐ。強風帯は幅広く、風が強い時間が続く。ただし、北系で吹くよりも風速自体は小さいと考えられる。

850 hPa(等相当温位線・風)

通過した低気圧の後面の北西の風が日本海沿岸に向かって吹く。また、大陸から張り出す高気圧の外側を回る風が合流すると考えられる。谷川では25 KT (=12.5 m/s) の北西風を予想している。稜線上では15 m/s前後か?

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

日本海沿岸に上昇流域は解析していない。このため、雲が発達しても標高3000 m以下に留まると考えられる。雲が上空まで発達しないため、多雪にはならないか。気温は、谷川では-3℃、八ヶ岳では0℃。気温は低くないが、風により寒さを感じるか。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

上昇流域と同様に、湿潤域も日本海沿岸で解析できない。雲の成長は標高3000 m以下に留まるか。気温は谷川で-24℃、八ヶ岳で-21℃。気温減率は0.51 ℃/100 mで、比較的安定と考えられる。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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