【予想時刻T=0:2025/11/08 09:00】
まとめ
低気圧が近づく。中アでも九重でも悪天予想。南西の風が全国的に卓越し、湿った空気が広く流れ込む。
地上(等圧線・前12時間降水量)

状況 高気圧が遠ざかり、日本海を低気圧が進む。西日本の太平洋沿岸を中心に南風が主体となる。
考察 中アでは伊勢湾等から空気が流れ込む。九重では低気圧の暖域にあって、地上は雨の可能性が高い。
500 hPa(等高度線・渦度)

状況 リッジ支配からトラフ支配へと移行している段階である。
考察 九州の北を進む低気圧は今のところ華北のトラフとは対応しない様子であるため、発達する環境ではない。
850 hPa(等相当温位線・風)

状況 日本列島全体的に、南西の風が卓越する。中アでは10KTの南西風、九重では40KTの南西風の予想である。
考察 本州では湿った空気がまとまって流れ込んでくる。沿岸では比較的風が強く(30KT以上)、組織的な雨雲(雪雲)をもたらすと考えられる。九重では、330K以上の湿った空気が流れ込む。九州の沖には風のシア(緑線)が確認できるが、これが寒冷前線に対応すると考えられる。9時の時点では九重は低気圧の暖域にあると言える。40KTの風により、雲は成長する。稜線では強風となるだろう。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

状況 全国的に湿潤域に覆われる。中アでは-13℃、九重では-9℃の予想。
考察 中アでは稜線までガスに覆われる予想。稜線でも天となる可能性がある。九重も稜線までガスに覆われる予想である。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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