2025/09/07 09:00の予想天気図:中ア・石鎚

日々の天気図解析

【予想時刻T=0: 2025/09/06 09:00】

まとめ

中アも石鎚も、朝の内は概ね晴れるだろう。中アは広く晴れる予想。石鎚は、西面で雲が見られると考えられる。特に松山平野とその谷に沿っては雲が列のように見られるだろう。

地上(等圧線・前12時間降水量)

状況:高気圧が遠ざかり、前線を伴う低気圧が接近する。

考察:中アでは弱く高気圧に覆われて、朝の内は晴れるが、既に高気圧の後面である。高気圧性循環により東シナ海からくる空気の流れと、低気圧の寒冷前線に向かう空気の流れが合流し、九州の方面ではやや風が強まるか。石鎚では関門海峡の方角から風が吹くと考えられる。

500 hPa(等高度線・渦度)

状況:引き続き太平洋高気圧に覆われる。

考察:中アでも、石鎚でも、上層雲はわずかだろう。

850 hPa(等相当温位線・風)

状況:日本の南の高気圧を回って、また、寒冷前線に向かって、345K以上の温かく湿った空気が流れ込む。中アでは西風、石鎚でも西風の予想。

考察:湿った空気は九州山地を乗り越えることで、相当温位がやや下がる様子。しかし、関門海峡~伊予灘から入る風によって、石鎚周辺にも湿った空気が届けられる。特に松山平野の東の谷沿いには雲の列が見られるだろう。中アでは、日本海から入った空気がその周辺にたどり着く前にいくつか山脈を越える必要があり、雲の発生は乏しいと考えられる。

850 hPa(等温線)

状況:中アは16℃、石鎚は18℃前後と予想される。

考察:日本列島は寒冷前線の前面にあって、温かい空気が入りやすい状況である。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

状況:中ア、石鎚ともに乾燥域である。気温は、中アで-2℃前後、石鎚で-2℃前後。

考察:中アでは鉛直方向の気温差は大きくなく、朝の天気の崩れは考えにくい。石鎚では朝から積雲がちらほら見えるだろう。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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