全国的に晴れ。
地上(等圧線・前12時間降水量)
低気圧と高気圧が交互に通過している。週末は高気圧が覆うが、日曜日の夜から下り坂に転じる見込み。
850 hPa(等相当温位線・風)
日本列島は高気圧にすっぽり覆われる。高気圧の東西には風向が急激に変化する風のシアが形成されており、その付近では地上で降水が予想されている。
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)
大陸沿岸では暖気と寒気の流入が解析されている。北には850 hPaで-24℃以下の寒気(図では-15℃に赤線)が、南には9℃以上の暖気がある。それぞれ等温線が朝鮮半島に向かって凸となっており、気温差の大きい空気がぶつかり合う。温帯低気圧は南北の気温差が大きいほど勢力が強くなるので、明日以降の動きに注意したい。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)
シベリアには500 hPaで-42℃の寒気が流入している。南からは700 hPaの湿潤域を伴った暖気が流入している。これもまた温帯低気圧の発達を予想する材料となる。
300 hPa(等高度線・等風速線)
寒帯前線ジェットが大きく蛇行し、沿海州から華北にかけて深いトラフが形成されている。やはり、1週間前ほどに蛇行が小さい時期があったから、その反動で大きく蛇行をしていると見られる。このトラフの通過に伴って日曜日の夜から、西から天気が崩れていくと予想できる。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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