2023/01/14 21:00の予想天気図

日々の天気図解析

前線が通過したのち、冬型の気圧配置に戻る。昨日は雪崩のニュースが散見された。引き続き注意が必要。もしくはそもそも、山に行かない。

地上(等圧線・前12時間降水量)

全国の広い範囲で雨となる模様。前線通過後は寒気に覆われて西高東低の気圧配置になるため、冬に戻る。

850 hPa(等相当温位線・風)

前線は、等相当温位線の集中帯の南縁に沿って、かつ風のシアがあるところに解析する。日本海上の風は再び北西寄りの季節風に戻る。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

700 hPaの低気圧中心は鉛直p速度の極大点(-100 hPa/H)に解析する。前線は等温線の集中帯の南縁に沿って解析する。寒気の目安となる-6℃の等温線は北海道まで北上しているが、低気圧の通過に伴って次第に南下する予想。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

日本列島を穴抜きしたように湿潤域が分布する。南半分が低気圧の前線上昇によるもの、北半分が季節風による対流によるものを考えられる。今回、前線が停滞前線として解析されている。寒冷前線であれば、前線の前後で上昇流域と下降流域が明瞭に分かれていたり、湿潤域と乾燥域が分かれていたりする。しかし、予想図ではその傾向は見られず、梅雨前線のように前線の南北で広く降雨の条件が解析されるため、停滞前線とすると考えている。

300 hPa(等高度線・等風速線)

大陸から次のトラフが徐々に接近している。このトラフが現状深いため、今後冬型が強まりそう。それに伴い、日本海がを中心に再び大雪になる可能性がある。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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