2025/09/14 09:00の予想天気図:南ア・谷川

日々の天気図解析

【予想時刻T=0: 2025/09/13 09:00】

まとめ

停滞前線の影響で各地で降雨の予想である。南アでは前線が次第に南下してきており、前日の夜から降り始めているだろう。谷川は前線の付近にあって、引き続き雨だが、前日よりは弱まった降り方となるだろう。前線が谷川の南側へ移っても、新潟県側では雨が残るだろう。

地上(等圧線・前12時間降水量)

状況:寒冷前線、停滞前線を伴った低気圧が北海道と通過する。前線を中心に降水が予想されている。

考察:前線の影響で南ア、谷川ともに雨の予想である。雨の降り方の考察は後述。14日9時の時点では高気圧が華南まで張り出すため、東シナ海からの水分の供給が少ないと考えられる。

500 hPa(等高度線・渦度)

状況:亜熱帯ジェットの強風軸は東北地方を通る。

考察:谷川は太平洋高気圧の縁にあたり、強風軸の存在も相まって、上空で風の強いことが予想される。稜線上でも風はやや 強いと考えられる。

850 hPa(等相当温位線・風)

状況:345 K以上の温暖湿潤空気が低気圧に向かって引き込まれる様子が確認できる。谷側付近は前線に近く、20-25 KT(10-12.5 m/s) の西風が予想されている。南アでも20 KTの西風の予想である。

考察:谷川では前日から、前線に吹き込む南西の風により、湿った空気が供給され降雨があったことだろう。引き続き西よりの風であり、前線の北側に入って、特に新潟県側での降雨が続くと考えられる。周辺には湿った空気が残るが、前日から吹き込みは弱まり、強い雨にはならないと考えられる。南アでは前線が南下してきていることから、雲が増えてきて、前日の夜からパラパラと降り始めるだろう。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

状況:湿潤域は停滞前線の位置と概ね一致する。

考察:朝9時の時点では、湿潤域は南アの付近まで広がっていない。本格的な降雨とはなっていないだろう。谷川は前線の直下にあって、朝まで雨が残ることも想定される。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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