【予想時刻T=0: 2025/07/25 09:00】
まとめ
高気圧に覆われて本州の山域は晴れるところが多い。北アも丹沢も朝9時の時点では晴れると考えられる。ただし、どちらの山域も早朝までは高度の低い下層雲が見られると考えられる。日中の日射による空気の暖めの効果で発生する積雲には注意したい。
地上(等圧線・前12時間降水量)

状況:気圧の尾根が本州を横断するように伸びる。北海道から三陸沖にかけては、2つの高気圧の間にあって、降水が予想されている。九州の南西沖では台風8号が進む。
考察:本州は晴れるところが多い。北アも丹沢も気圧の尾根の下にあって、晴れる見込み。
500 hPa(等高度線・渦度)

状況:大陸からの高気圧が太平洋まで張り出している。
考察:太平洋高気圧の勢力も十分あると想定され、そうすると大陸の高気圧にも太平洋高気圧にも覆われていることになる。北アも丹沢も、中上層雲の発生はほとんどないと予想できる。
850 hPa(等相当温位線・風)

状況:丹沢付近では、風向が定まらず、風が弱いと考えられる。北アでは前日夜から南風が卓越する。
考察:12時間前の天気図を見ると丹沢では南西風が卓越しているため、夜の内に流れ込んだ湿った空気で低い高度の雲や霧が朝方まで予想できる。北アでは新たな湿った空気の流入はないが、12時間前の天気図によると345K以上の温暖湿潤空気が滞留しているため、朝方まで霧のような状態と考えられる。
850 hPa(等温線)

状況:北アでは風向と等温線の走向が平行である。丹沢では垂直であるが、前述の通り風速が小さい予想。
考察:北アでは風向と等温線が平行のため前線位相とならず中層雲の発生も乏しい。丹沢では風速が小さいためこちらも発生は乏しいか。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

状況:湿数3℃以下の湿潤域には覆われていないが、北アも丹沢も湿数は6-12℃である。
考察:朝の内はどちらの山域も支障はないと考えられるが、晴れて地面が暖められて空気が上ったときは積雲が発達することが考えられるので注意したい。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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