2023/01/04 21:00の予想天気図

日々の天気図解析

中国地方東部より北の日本海側で雪。北陸地方では局地的に降り方が強くなる時間帯もある。

地上(等圧線・前12時間降水量)

等圧線の間隔は広くなり西高東低の気圧配置は緩むが、寒気が南下しているため日本海側の広い範囲で雪となる模様。

850 hPa(等相当温位線・風)

285 K以下の寒冷乾燥空気は中国地方、関東地方まで南下しており、本州では平年より低温となる予想。日本海南部では風の収束のためJPCZが形成される。東シナ海には高気圧が東進しており、西高東低を緩めている。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

青塗りの上昇流域はいつも通り日本海側の対流と山地の上昇に伴って形成される。平地で雪の目安となる-6℃の等温線は本州全域を覆うように分布しており、これが雪の範囲が西へ広がる要因である。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

青塗りの湿潤域の分布は、700 hPaの高度までは広く解析されない。ほとんどがそれ以下の下層雲による降雪になると言える。そのため、雪の目安となる-30℃の等温線は関係ない。

300 hPa(等高度線・等風速線)

トラフは日本の東へ通過しており寒気の中心も同様に遠ざかっている。ジェットは再び日本付近で合流し、強い偏西風を形成する。日本へ接近する寒気は今のところ見られず、寒気による大雪障害は予想されない。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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