2023/12/26 09:00の予想天気図:谷川・八ヶ岳

日々の天気図解析

【今日の予想対象山域:谷川連峰・八ヶ岳】

地上(等圧線・前12時間降水量)

大陸から張り出す高気圧に覆われるため、西日本を中心に晴れるところが多い。日本海を低気圧が進むが谷川や八ヶ岳への影響は小さい。谷川では朝までは北西の風が吹き、曇~雪であるが、日中は晴れる。八ヶ岳では高気圧により晴れるが稜線上では風が強い。

500 hPa(等高度線・渦度)

沿海州にトラフが解析され、日本海北部の地上の低気圧に対応すると考えられる。北日本ではその影響を受ける。ジェットの軸は本州に重ならないが、強風帯は広く、八ヶ岳では稜線上では強風となる予想。

850 hPa(等相当温位線・風)

低気圧が日本海北部を進むことから、谷川では風向が北西から西に変化する。風向が北西の内は雪や曇であるが、日中は西寄りの風となる予想で、この場合北アルプスに遮られて晴れやすくなる見込み。ただし21時の予想では風速が強くなるため、雲が迫ってくる可能性もある。八ヶ岳では下層の風速は弱く、雲の発達は難しい。また、21時の予想では北西風に変わるため、より雲の発生は難しい状況である。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

低気圧が進む日本海で上昇流域が解析できる。21時の予想では北日本を中心に上昇流域が解析されている。谷川や八ヶ岳では下降流域であるため、雲の発達は難しいと考えられる。気温は、谷川では-4℃、八ヶ岳では-2℃。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

湿潤域は沿海州に解析でき、谷川や八ヶ岳では解析できないことからも、雲の発達は小さいと考えられる。気温は、谷川では-23℃、八ヶ岳では-22℃。気温減率は、0.47~0.48℃/100 m であり、安定している。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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