2023/05/11 09:00の予想天気図

日々の天気図解析

緩いものの冬型の気圧配置である。北海道や東北の日本海側、北アルプスでは午前中西風がやや強く、雲が広がったり一時的に雪になったりする。南アルプスや南関東の山域では午後にかけて局地的な低気圧が形成され、にわか雨が降る可能性がある。

地上(等圧線・前12時間降水量)

広く高気圧に覆われるため天気は安定するが、弱い冬型のため日本海側を中心に雲がでるところがある。大きく崩れる心配はないと思われる。

850 hPa(等相当温位線・風)

北海道~北アルプスにかけては低気圧による西風が吹く。そのため日本海から水蒸気を供給され、斜面を登って雲となる。しかし高気圧が進むことで、午後にかけて落ち着く見込み。それより西の山域では高気圧による北風が吹き、雲の心配はない。東海地方付近に局地的な低気圧性循環が解析される。午後にはこの影響でにわか雨となる場合がある。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

局地的な低気圧が見られる東海地方付近で上昇流域が解析される。北海道の北西に寒気の中心があり、0℃の等温線も南下している。中部では6℃の空気に覆われ、各アルプス主稜線上では-5℃前後となる予想。特に朝晩は放射冷却のためさらに気温が下がると予想される。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

明瞭な湿潤域は解析されない。温度のトラフは日本の上空にあり、全国的に冷たい空気が供給される。寒気の進行が遅く、しばらく影響がありそう。あまり寒気が停滞するとその反動で急に暑くなりそう。

300 hPa(等高度線・等風速線)

※300 hPa天気図は予想時刻が05/10 21:00であることに留意。

300 hPa低気圧が切離したように進行が遅い。後続のリッジがさらに深まっており、反動で数日後に温かい空気がドッと流れ込んできそう。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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