2023/05/10 09:00の予想天気図

日々の天気図解析

北海道と東北北部の日本海側では日中雲が出る予想。南アルプスや南関東の山域では午後雲が沸く可能性あり。それ以外は晴れて穏やかだが、気温の変化に注意。

地上(等圧線・前12時間降水量)

黄海の高気圧に覆われて、広い地域で穏やかに晴れる。

850 hPa(等相当温位線・風)

北海道や東北北部の日本海側の山域では、低気圧による西風によって、日本海での吹走距離が長く、雲が出やすい。また上空には寒気が入っており、その南下の度合によっては雲量が多くなったり、霧となったりする予想。東北南部より南の地域では黄海の高気圧に覆われるため概ね晴れる。日本海からの風も、列島に到達する直前で北向きに変化していることから、吹走距離が短く雲は生成されにくいか。南関東や南アでは午後局地的な低気圧性循環により雲が沸く可能性あり。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

黄海の高気圧の縁にあたる東北~関東の太平洋沿岸で上昇流域が解析されているが、他は下降流域である。この上昇流域も時間が進むと共に東進するため、影響は限定的と予想される。中部のアルプス付近では9℃前後の空気に覆われる。主稜線上では0度前後となる見込みで、朝晩の防寒対策が必要。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

現在北海道付近に寒気が南下し、本州の広い範囲で-15℃の空気に覆われる。北海道~東北に沿って温度のトラフが解析される。トラフの通過に伴って、先日の前線でもたらされた暖かい空気を打ち消すように冷たい空気が供給される。ただ低山で運動するにはちょうどいい気候かと。

300 hPa(等高度線・等風速線)

※300 hPa天気図は予想時刻が05/09 21:00であることに留意。

300 hPa取らfうが通過中。ジェットの蛇行が大きく、寒気が南下している。この先もジェットの蛇行は大きく、日ごとの気温の上下が大きくなる予想。そろそろ梅雨前線の心配をしていきたい。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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