西から次第に天気が崩れる。九州、中国、四国地方では午前中から、アルプスや関東は午後には雲が広がり、夕方以降雨となる。午後の早い段階で行動を終えておきたい。
地上(等圧線・前12時間降水量)
高気圧が東へ進み、その背後から発達する低気圧が続く。降雨の範囲は次第に広がる。
850 hPa(等相当温位線・風)
高気圧後面の南東風と低気圧前面の南西風が合流し、本州~九州の広い範囲で南風が吹き、湿った空気が供給される。時間が進むと共に南風が強まり、雨となる。また、南風のため気温がやや上昇する。
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)
09:00の段階で上昇流域はアルプスや関東まで広がる。高気圧が東に進むと湿った空気が流入し、上昇気流と斜面の上昇に乗って雲となる。850 hPaの等温線は、東シナ海で暖気の北上と寒気の南下を示唆する予想となっている。また、等温線の間隔が狭く、温帯低気圧の特徴を示している。0℃の等温線はやや北上し、気温の上昇を示唆する。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)
高気圧の後面から低気圧にかけて広い範囲で湿潤域が広がる。湿潤域に覆われればアルプスの主稜線では雲にすっぽり覆われるため早めの行動の切り上げが推奨される。500 hPaの等温線も、暖気の北上と寒気の南下を示唆している。04/25 21:00の予想ではそれがより明確になり、低気圧の発達を予見させる。
300 hPa(等高度線・等風速線)
※300 hPa天気図は予想時刻が04/24 21:00であることに留意。
モンゴルのトラフが、東シナ海の低気圧と対応するかどうかが焦点。対応すれば急発達したり、低気圧の通過後に再び西高東低の気圧配置となったりする。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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