西から晴れるが、アルプス・上越・北関東・東北の山では風が強まる。北アルプス・上越・東北では雪を伴う。冬型の気圧配置に戻る。
地上(等圧線・前12時間降水量)
前線は通過するが、西高東低の気圧配置のため冬型に逆戻り。西~北の風が吹き、日本海側では雪を伴う。
850 hPa(等相当温位線・風)
西高東低の気圧配置のため西~北の風が、850hPa (≒標高約1500 m)で日本海側で最大35 KT (≒17 m/s)で吹く。低気圧の南側では明瞭な風のシアが解析できる。低気圧の北側では(描きはしたが)風のシアは明瞭でない。
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)
前線は、低気圧の南側では、等温線と(先述の)等相当温位線が密なこと、風のシアが明瞭であることを理由に寒冷前線とし、低気圧の北側では、等温線が南側ほど密ではなく風のシアが明瞭でないことを理由に停滞前線とした。日本海では-6℃の寒気が南下しており、日本全国的に0℃以下の空気に覆われている。そのため、降水がある地域では標高500 mを越える山で雪となると予想できる。特に新潟~秋田では平地でも雪となる可能性がある。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)
-36℃の寒気が日本海まで南下しており、里雪型の配置を示す。4月にしては強い寒気で、平地でも雪の可能性があることは先述した通り。
300 hPa(等高度線・等風速線)
非常うに深いトラフが日本を通過している。寒帯前線ジェットの蛇行が大きかったことで強い高気圧→強い低気圧と立て続けにやってきた。熱帯と寒帯の温冷交換が一旦は解消されたことでこの先数日は安定しそう。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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