【予想時刻T=0: 2025/11/14 09:00】
まとめ
南アも石鎚も概ね晴れて、上空まで見渡せるだろう。南アは、南部では南西面で若干下層雲がでる可能性があるが、大勢を変えるものではない。石鎚周辺では晴れるが、南方面にまとまった雲が観察されると考えられる。
地上(等圧線・前12時間降水量)

状況:広く高気圧に覆われる。シベリアには1052 hPaの高気圧が、オホーツク海には976 hPaの低気圧が進む。
考察:16日朝は、広く晴れるところが多い。南アは晴れるだろう。石鎚は高気圧の後面に入り始めているため太平洋からの湿った空気が入る可能性がある。シベリアとオホーツク海の気圧差が非常に大きくなっていることから、数日後に強い冬型の気圧配置になることが考えられる。
500 hPa(等高度線・渦度)

状況:日本列島付近はリッジ支配である。
考察:上層の雲は発達しづらい環境である。
850 hPa(等相当温位線・風)

状況:概ね、西風が卓越する。南アに向かっては、南西~西南西の弱い風が吹く。石鎚周辺では四国の南部に向かって南風が、九州地方方面から西風が吹く。
考察:南アでは、南部の海に近い西面で若干、下層の雲が出る可能性があるが、大勢に影響するものではない。四国では風向のシア(緑線)が形成される。石鎚では南方面にまとまった雲群が見られる可能性がある。石鎚へは西風が入るが、石鎚山一帯は東西の稜線であるため、雲の発生は少ないだろう。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

状況:冬らしい等温線分布になってきた。南アは-15℃、石鎚は-12℃の予想。日本列島は湿潤域に覆われない。
考察:図は掲載していないが、850 hPaの気温は3-6℃となっており、自然対流も発生しづらい環境である。上層の雲はほとんど発生しないだろう。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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