2025/03/30 09:00の予想天気図:南ア・尾瀬

【予想時刻T=0: 2025/03/29 09:00】

地上(等圧線・前12時間降水量)

状況:華中の高気圧が東進する。気圧の尾根が華中~西日本~オホーツク海にかけて形成される。北海道の西の低気圧と華中の高気圧によって、弱いながらも西高東低の気圧配置となり、日本海沿岸では降水が予想されている。

考察:地上天気図を見ている限りは好天になると思えるが、後述の高層天気図を見ると、山ではそうではないことが予想される。特に、季節風の影響を受けやすい山域ではその可能性が高い。

朝9時の予想:尾瀬では、西風となる場合日本海から湿った空気が流れ込み、降雪を伴うと考えられる。南アでは、高層で気圧の谷が入っていることも相まって風が強い予想である。

500 hPa(等高度線・渦度)

状況:深い気圧の谷が日本列島を通過する。

考察:時々あることだが、地上天気図では良く見えても高層を見ると悪天の兆しが見えるパターンである。大雪の目安となる5400 m等高度線は東北北部まで南下し、久々の寒気の流入である。地上天気図では北海道の西の低気圧に対応し、日本海北部での季節風をもたらす。また、日本海との海面と上空の気温差も大きくなることが予想され、雪雲の生成を促す。気温については850 hPaの気温を参照。

850 hPa(等相当温位線・風)

状況:大陸からの吹き出しが日本海沿岸に吹き付けている。285 K以下の寒冷乾燥空気は前日からさらに南下し、西日本から北陸~東北の日本海沿岸まで到達する。南アでは5 KTの西風、尾瀬では15 KTの西風である。

考察:南アでは下層大気の影響は小さいと思われるが、尾瀬では西風の場合は日本海からの風を受けやすく、降雪を伴うと考えられる。気圧の谷が接近するほど降雪しやすくなるだろう。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

状況:東北北部~北海道の日本海側は上昇流が活発で、極大域(赤丸)も確認できる。気温は、南アで-3℃、尾瀬で-6℃である。日本海北部の気温は、12時間前と比べて6℃ほど低下(-6℃→-12℃)している。

考察:Windyの予想では、朝9時時点の海表面の温度は6-9℃で、850 hPa(高度約1500 m)と地表面の鉛直方向の気温差は18-21℃ (1.2-1.4℃ /100 m)と非常に大きい状態である。以上からも、特に日本海北部の沿岸では活発な雪雲の成長が予想できる。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

Screenshot

状況:上昇流域と重なるように湿潤域も確認できる。北海道の北西には-42℃以下の寒気が入り、今季最後の寒気となるか?気温は、南アで-17℃、尾瀬で-21℃の予想。

考察:尾瀬周辺では、鉛直方向の気温差は大きくないため自然対流の寄与は小さいと考えられるが、下層からの空気の持ち上がりと700 hPaの上昇流、500 hPaの気圧の谷による上昇流の生成によって雲が成長する環境が整っていると言える。500 hPa面まで寒気が入り切っていない(南下しきっていない)ため、さらに高層までは成長しにくいと思われる。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

予想への意見・反論・質問はぜひこちらから!

タイトルとURLをコピーしました