【予想時刻T=0: 2025/03/08 09:00】
地上(等圧線・前12時間降水量)

状況:南岸低気圧が北東進し、朝鮮半島を高気圧が東進する。朝鮮半島~東北地方~三陸沖にかけて気圧の尾根となっている。
考察:北アや日光の山域は、前日夜までは南岸低気圧に伴う降雪があると考えられるが、次第に高気圧に覆われていくため、回復する。ただし、海に近い北アの北部山域では雲が残ると考えられる。日光は、尾瀬や越後山脈の後面にあるため、晴れると考えられる。
朝9時の予想:北ア北部は雲が残るが、南部は晴れ。日光は晴れ。
500 hPa(等高度線・渦度)

状況:トラフの通過後、リッジ支配となる。
考察:上空の大気は安定し、天気の崩れは小さいと考えられる。
850 hPa(等相当温位線・風)

状況:朝鮮半島の高気圧による、高気圧性循環の風分布が確認できる。その空気の流れは南岸低気圧に向かっている。北アでは5-20 KT (=2.5-10 m/s) 北の風、日光では20 KT の北北西の風の予想である。
考察:前日の夜に時点では南岸低気圧の接近に伴い、南寄りの風が支配的であったが、その通過により北よりの風に変化している。雲の成因は異なるが、日本海に近い北アの北部山域では斜面上昇により雲が発生すると考えられる。日光では北北西の風であるが、尾瀬や越後山脈の後方にあたるため、日光までは到達しないだろう。また、北よりの風が吹く時間も長くないため、届かないと考えられる。
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

状況:本州は下降流支配になっており、雲の成長は見込めない。気温は、北ア、日光ともに-6℃の予想。
考察:特になし。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

状況:本州は乾燥空気に覆われる。また、時間の経過とともに(高気圧の中心の接近とともに)湿数は大きくなる=より乾燥した空気に覆われる。気温は、北アで-24℃、日光で-27℃。
考察:時間の経過とともに雲は晴れていくだろう。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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