【予想時刻T=0: 2024/05/03 21:00】
地上(等圧線・前12時間降水量)
引き続き高気圧に覆われるため全国的に晴れる予想だが、西から天気は崩れていく。大山では概ね晴れるが、夕方以降風が強まる。越後では晴れて風も強まらない予想。
500 hPa(等高度線・渦度)
亜熱帯ジェットが大きく蛇行し、それに対応する地上低気圧も発達する予想である。暖気の北上と寒気の南下が活発となる。温帯低気圧は南北の気温差が大きいほど活発になる。
850 hPa(等相当温位線・風)
午前中は全国的に高気圧性循環が支配的だが、西から温帯低気圧の影響が表れ始める。21時には、大山は45 KTの南風が予想されており、西日本では各地で風が強まる予想である。このため南から湿った空気が流れ込み雲が広がるが、21時の段階では雨の予想はない(地上の予想天気図より)。
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)
日本海~黄海~東シナ海にかけて広く上昇流域が広がる。特に温帯低気圧の地上前線に沿った領域では上昇流の極大域も確認できる。また、等温線の分布から暖気の北上と寒気の南下が確認でき、これが温帯低気圧を発達させる。気温は、大山で13℃、越後で13℃の予想。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)
黄海~東シナ海の温帯低気圧の周辺を中心に湿潤域が広がる。低気圧の進行に伴って湿潤域も東進する見込みで、21時の予想では九州が湿潤域に入る。大山でも翌6日には雨風が強まる予想。気温は大山で-11℃、越後で-14℃。850 hPaと500 hPaの高度差はWindyより、約4170 mであったことから気温減率は大山で0.58℃ /100 m、越後で0.65℃ /100 mとなる。越後では気温減率がやや大きく不安定となるが、上昇流の要因がないため心配ないと言える。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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