2024/02/12 09:00の予想天気図:那須・大山

日々の天気図解析

【今日の予想対象山域:那須連峰・伯耆大山】

地上(等圧線・前12時間降水量)

冬型の気圧配置が緩み、高気圧が張り出してくるため晴れやすい。午前中は各地雪や雨が残るところもある。那須では午前中雪の予想である。午後には高曇りとなるか、晴れる。大山でも午前中は雪だが、午後には高気圧に覆われて晴れる。

500 hPa(等高度線・渦度)

トラフが通過し、リッジ支配になるため、晴れやすくなる。那須では午前中は寒帯前線ジェットの北側にあって風はあまり強くないが、午後になって寒帯前線ジェットの南側になると風が強まる。

850 hPa(等相当温位線・風)

大山、那須ともに、午前中は25 KTの北西風を予想している。このため、日本海からの空気が流れ込んで雪が予想できる。特に新潟沖では風のシアが確認でき、その対流で雲が発達すると考えられる。午後になると風が弱まるか西よりの風に変化して雪は止む。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

日本列島は広く下降流域に覆われる。気温は、那須で-6℃、大山で-7℃。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

新潟沖の風のシアの上空に湿潤域が確認できる。この領域は下降流域であるが、対流は高度3000 m前後まで達すると考えられる。気温は那須で-36℃、大山で-27℃。気温減率は那須で0.77℃ /100 m、大山で0.50℃ /100 mである。那須では、新潟沖の風のシアと自然対流が相まって雲が成長すると考えられる。ただし午後には大きな気温減率は解消し、雪も止むと考えられる。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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