2024/01/28 09:00の予想天気図:大山・越後

日々の天気図解析

【今日の予想対象山域:大山(中国地方)・越後山脈】

地上(等圧線・前12時間降水量)

弱い山雪型で、風はあまり強まらない。越後では、終日北西よりの風で、雪が降り続ける予想。大山では、上空で寒気が通過するため日中一時的に降雪がある予想。通過前後は晴れ~曇り。

500 hPa(等高度線・渦度)

朝鮮半島のトラフが寒気を伴って西日本に進む。このトラフの影響で大山では日中降雪が予想されている。このトラフの存在のため、風が蛇行するため日本列島では西風が抜けず、稜線でも風があまり強まらないと考えられる。

850 hPa(等相当温位線・風)

越後では終日北西よりの風となると予想されている。風速は15 KT (=7.5 m/s) 程度と強くなく、弱く雪が降り続けると考えられる。大山では、上空のトラフ通過前は西風で、曇り~晴れの予想である。トラフ通過後は北風となり、また、日本海での吹走距離が短いことから再び曇り~晴れとなると考えられる。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

トラフの前面となる西日本を中心に上昇流域が解析できるが、顕著な極大域は解析できない。気温は、越後で-7℃、大山で-5℃。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

9時の時点での気温は越後で-27℃、大山で-28℃の予想。このときの気温減率は越後で0.51℃ /100 m、大山で0.58℃ /100 mの予想で、比較的安定よりである。ただし、-33℃以下の寒気の通過時は、850 hPaの気温が変化がないと仮定すると、大山では0.70 ℃/100 m程度となると考えられる。この場合、大山では急激に不安定となり降雪を伴うと考えられる。天気の急変に注意。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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