2024/01/24 09:00の予想天気図：南ア・秩父

強い山雪型で、日本海側の山域では軒並み多雪・強風の予想。強い寒気が入る影響で、太平洋側の山域でも降雪を伴うところもある。南アでも雪の予想で、午後ほど風は強まる予想。秩父は晴れる予想だが西風になると雪となる可能性あり。

中心が5100 mの強い寒気である。寒帯前線ジェットは日本列島をほぼ囲うような経路を取る。この低気圧の東進に伴ってジェットの位置も少し変わり、中部山岳では午後ほど風が強まる予想。

南ア、秩父ともに西～北風となる。下層での風速は強くないが、下層と上空の気温差が大きいため山雪型の気圧配置で太平洋側と言えども雪となる予想である。秩父は北西方向に八ヶ岳、南西方向に南アと、広く高い山で遮られるが、八ヶ岳と南アの間 (西方向)をすり抜ける雲が流れ込めば雪を伴うと考えられる。

上昇流域とその極大域が、東に抜けた前線(2本)と日本海沿岸、そしてJPCZに解析できる。気温は、南アで-9℃、秩父でも-9℃の予想。

湿潤域も、上昇流域と同様の分布である。気温は、南アで-36℃、秩父で-37℃。気温減率は0.75℃/100 mと不安定な状態。この上下の気温差によって対流が発生し、雲が成長する予想。なお、南ア周辺では湿潤域とは解析していないことから雲の成長自体は3000 m付近で止まるか？そうなると稜線では雪は降ったり降らなかったりとなりそう。ただ風に注意したい。