2024/01/06 09:00の予想天気図：富士山・大山

低気圧が通過し、大陸から高気圧が張り出すため、南高北低の気圧配置となる。尚、低気圧に対しては2次の前線を解析することができる。この前線によって一部では降水を予想している。全国的に西風が卓越する。富士山では、終日晴れの予想。大山では日本海から湿った空気が流入するため、曇か、稜線上では雪の予想。

広い範囲で西風が強まる。特に富士山では3000 mを越えると風がいっそう強まるため注意が必要。

下層では全国的に西風が強まる。富士山でも西風のため、湿った空気が流入せず、下部でも上部でも晴れとなる見込み。大山では、日本海から湿った空気が供給されるため、曇か雪となる。ただし、西から風が吹くため、大山の西側の山脈で多少降水があると考えられ、大山では多量の降雪とはならない予想。

日本海で広く上昇流が解析できる。これは背後の大陸から寒気が南下して、下層と上層の気温差が大きくなっているためと考えられる。また、日本海沿岸に西風が吹き付け、沿岸の広い範囲で降水が予想されている。気温は、富士山で3℃、大山で0℃の予想。

地上の2次の前線に伴うと考えられる湿潤域が解析できる。大山では、湿潤域は解析できず、雲頂は3000 m以下となると考えられる。気温は、富士山、大山ともに-24℃。気温減率は富士山で0.66℃/100 m、大山で0.59℃/100 mである。富士山では大気は不安定であるが、雲が発生する材料がない。大山では条件付不安定のレベルであると考えられる。予想以上に雲が成長した場合は雪が降ると考えられる。