2023/12/06 09:00の予想天気図:谷川・八ヶ岳

日々の天気図解析

【今日の予想対象山域:谷川連峰・八ヶ岳】

地上(等圧線・前12時間降水量)

南岸低気圧が遠ざかり、また、大陸から接近する低圧部に挟まれるため、局地的な高圧部となる。谷川では午前中北風の時間は曇りでも、午後以降南よりの風になると晴れる。ただし夜以降日本海を低気圧が進むため下り坂になる。八ヶ岳でも曇りや晴れで、風も強まらない。夜以降は西風が強まり下り坂。

500 hPa(等高度線・渦度)

本州を小さなトラフが通過する。この影響で谷川でも八ヶ岳でも高層の雲が見える時間が長いか。大陸東岸には深いトラフが解析できる。これが日本海を東進する低気圧と対応して天気が下り坂に。21時の予想では寒帯前線ジェットの通り道が北上してきて、八ヶ岳では風が南よりから西寄りへと変わり、強まるか。

850 hPa(等相当温位線・風)

南岸低気圧の後面で北よりの風、大陸の低気圧の前面で南よりの風が吹く。谷川では午前中は北よりの風が吹く。日本海からの吹走距離も短く風速は強くないため雪とはならず曇りで留まると考えられる。午後になると南風に変わって晴れ間も見られるが、夜になると低気圧が次第に接近して下り坂。八ヶ岳でも、下部では北より→南よりの風へと変化する。西よりになった時間帯で曇りとなる。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

9時の予想では、本州は下降流域に広く覆われる。低気圧の間にあって、高圧部となるためである。21時には大陸の低気圧の暖域の上昇流域に覆われる。気温は谷川で2℃、八ヶ岳で3℃。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

南岸低気圧の湿潤域あ遠ざかる。日本海には明瞭な湿潤域は解析できず、低気圧が通過して北西の季節風が吹けば発達してくるか。大陸の低気圧の後面は、-36℃以下の寒気が控えており、これが南下すれば低気圧の通過後に冬型が強まりドカ雪となる可能性がある。気圧のトラフに対応して深い温度のトラフも解析できる。気温は谷川で-24℃、八ヶ岳で-21℃。気温減率は谷川では0.63℃/100 m、八ヶ岳では0.58℃/100 mで、谷川では不安定か。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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