2023/11/14 09:00の予想天気図：朝日・北関東

概ね高気圧に覆われるが、北日本では風の強い状態が続く。日本海には気圧の谷が解析でき、これが低気圧に発達する予想。このため朝日では高気圧に覆われながら風雪の強い状態が続く見込み。北関東では日中、風向が北西から外れると日本海からの風を受けなくなるため、晴れに移っていく。

トラフが通過したため、大陸から地上の高気圧が張り出していると考えられる。ただし、黄海の付近にトラフが形成されつつある。これが日本海に発生する低気圧に伴って東進して、低気圧を発達させると予想できる。

朝日を始め北日本の日本海沿岸では季節風が強く吹きつける。朝日では30 KT(=15 m/s)の北西風が予想されている。21時の予想では西風に変わり、風速もやや落ち着く。北関東では北西方向に高い山がなく、北西の季節風が吹くと雪になる可能性が高い。9時の予想では25 KT(=12.5 m/s)の北西風を予想している。午後になると風向は南よりに変わり、日本海からの水蒸気を含んだ風を受けなくなるため、晴れる。日本海では、等相当温位線の湾曲から、相対的に湿った空気が北へ、乾いた空気が南へ循環する様子が解析できる。

北日本の日本海沿岸に下降流域(赤線)が解析できる。これは日本海沿岸の山を乗り越えた下降流か？温度分布から、寒気の南下が続くことが分かる。朝日では-3℃、北関東では0℃との予想。平地でも雪となる-6℃線は青森県まで南下。

湿潤域は解析されず、大気中層以下で雲の成長は留まる予想。気温は、朝日では-23℃、北関東では-22℃の予想。黄海には上空のトラフに伴う寒気が解析できる。