2023/06/01 09:00の予想天気図

日々の天気図解析

中国、四国、九州で雨。アルプスなど東日本では午前中は晴れるが次第に曇りや雨に変わる。

地上(等圧線・前12時間降水量)

停滞前線は東へ移動し、日本の南海上では不明瞭になる。北日本でも高気圧が東の海上へ抜け、次第に天気は下り坂の予想。

850 hPa(等相当温位線・風)

風のシアは日本付近では不明瞭のため、前線が解析しなかった。太平洋高気圧と台風によって南から暖かい空気が流入しやすい状態となり、三陸沖に抜ける高気圧と相まって、全国的に南風が吹く。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

停滞前線に伴う上昇流域は日本に被らず、東へ抜ける。台風2号の暖気核は維持されている。中部付近では12℃の空気に覆われ、アルプスの主稜線の標高では5℃前後となる見込み。等温線の分布から次第に暖気が流入する予想であることが分かる(等温線が北に凸)。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

西日本を中心に湿潤域に覆われ、その範囲は次第に北に広がる。気温のリッジが通過し、暖気が流入する。また、気圧のトラフと相まって中層~上層にかけて雲が広がりやすくなる。このため、午後にかけて広い範囲で曇り~雨となる。台風2号の暖気核は維持されている。湿潤域も同心円状を維持し、台風としての勢力を維持している。

300 hPa(等高度線・等風速線)

※300 hPa天気図は予想時刻が05/31 09:00であることに注意。

現在のリッジが通過したのちはジェットの蛇行は小さく、細かい気圧の谷や尾根の変動によって天気は細かい周期で変動する。その分、雨がたくさん降ったりギラギラ晴れたりということはなさそう。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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