全国的に雨で、南に開けた稜線では風が強まる。北海道や標高の高いところでは雪となる。
地上(等圧線・前12時間降水量)
高気圧が次第に遠ざかり、その縁を回って南から湿った空気が供給されるため全国的に雨となる。東北地方や北海道では、地上での降水は予想されていないが山では雨になる予想。
850 hPa(等相当温位線・風)
高気圧後面の、南風によって湿った空気が供給される。315 Kの等相当温位線の分布は、西日本で大きく北に凸となり、流入する様子が分かる。日本列島全域で南風の影響を受け、雨をもたらす。
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)
広い範囲で上昇流域が解析される。等温線の分布から、寒気が(ようやく)東へ抜け、広い範囲で北に凸になっている(=暖気が流入する)。中部では6℃前後の空気に覆われ、アルプス上部では0℃を下回るため雪の予想。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)
湿潤域も広い範囲で解析され、上空では温度のリッジにあたり、暖気が流入しやすい状態。ただしすぐに温度のトラフが控えるため寒気が再び流入する予想。
300 hPa(等高度線・等風速線)
※300 hPa天気図は予想時刻が05/13 21:00であることに留意。
大気高層でも気圧のリッジが覆う。ただリッジの根本がかなり北にあり、リッジの高気圧性循環の効果が得られていない?そのため南から暖気が流入する余地を与えている?モンゴルには次の低気圧が控え、再び寒気が流入するか。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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