北アルプスや上越では午前中まで雪。中ア南ア八ヶ岳は西風の強風が吹く。関東の山も午前中はやや不安定。全国的に午後からは回復し、風も弱まる見込み。
地上(等圧線・前12時間降水量)
26日夜から27日朝にかけて一時的に西高東低の気圧配置になるため西風が強まるが、高気圧が進むため次第に回復へ向かう。
850 hPa(等相当温位線・風)
低気圧の閉塞点は等相当温位線のくぼんだところの最も南(紫〇で示す)にあたる。寒冷前線付近は相当温位傾度が非常に大きく、26日現在雨を降らせている。西高東低の気圧配置となるため、日本海では北西の風が卓越し、日本海沿岸の山に雪や雨を降らせる。また、八ヶ岳などでも風が強くなる。
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)
中部山岳地帯では850 hPaで3℃前後の空気に覆われるため、午前中の内は標高1500 mを超えたあたりから雪となっている予想。北関東や上越でも、上部は雪となる予想。ただし午後にかけて回復する。
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)
午後にかけて天候は回復するが、500 hPaの温度のトラフが進むため、27日いっぱいは寒冷な空気が日本を覆う予想。夕方以降、季節外れの急激な気温低下に注意したい。
300 hPa(等高度線・等風速線)
※300 hPa天気図は予想時刻が04/26 21:00であることに留意。
地上前線の閉塞点は300 hPaのジェットの通り道と前線の交点にあたる。300 hPaトラフが通過し、天候は回復する。しかし、ジェットの蛇行の周期が短く、しばらく天気はコロコロ変わるでしょう。
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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