2023/03/26 21:00の予想天気図

日々の天気図解析

ほぼ全国で雨の一日。

地上(等圧線・前12時間降水量)

停滞前線から低気圧として発達し、寒冷前線と温暖前線を伴って北東進する。特に寒冷前線通過時は雨が強く降り、気温も低下する。終日気温は横ばいで、寒い一日となる。

850 hPa(等相当温位線・風)

本州の低気圧の寒冷前線は、等相当温位線の集中体の南縁に解析する。台湾の東海上では引き続き風のシアの付近で停滞前線を解析する。寒冷前線の通過の前後で風向きが南寄りから北寄りへと変化する。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

低気圧の暖域では広い範囲で上昇流域が広がり、寒冷前線の後面では下降流域が広がる。寒冷前線付近は等温線が集中しており、これが停滞前線から寒冷前線に変化した1つの理由である。寒冷前線の通過に伴い、850 hPaで0℃の等温線が南下する。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

湿潤域も同様に、寒冷前線の前面と停滞前線付近に広く分布する。また、500 hPaでも寒冷前線の付近ではとうおんせんが集中しており、低気圧が大気中層まで成長していることを示唆する。また、北海道の西には-36℃の寒気中心が南下している。先の850 hPaの温度分布から推測しても、昨日から引き続き標高2000mを超えても尚雨である可能性が高い。濡れない工夫が必要。

300 hPa(等高度線・等風速線)

低気圧はトラフを背負って発達中。このトラフの通過後は、寒帯前線ジェットの蛇行は現状小さい。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

予想への意見・反論・質問はぜひこちらから!

タイトルとURLをコピーしました