2023/02/13 21:00の予想天気図

日々の天気図解析

全国的に雨。

地上(等圧線・前12時間降水量)

南岸低気圧が進む。これに伴って全国的に雨雲が広がり、雨となる模様。

850 hPa(等相当温位線・風)

21:00の天気図では様子が変わっているが、9:00の時点では本州を二分するように大きな風のシアーラインが形成されている。北の低気圧性循環と南の低気圧性循環がぶつかりあい、本州上で広い風の収束帯が見られる。ここでは激しい上昇気流が起こり、8:30現在赤外画像でも白色(雲頂高度が高い=対流が激しい)となっている。21:00の時点では南岸低気圧が支配的になり北西風が卓越するため、シア―ラインは解消される。

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

南岸低気圧の寒冷前線を上昇流の極大域に沿って解析する。21:00の時点では日本海側は下降流域に転じ、寒冷乾燥空気が支配的となる。東北地方北部では平地でも雪となる予想である。

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

南岸低気圧の北上に伴って、寒冷前線後面の乾燥域が日本を覆う。また、それと同時に寒気が流入し、気温の低下が予想される。今回南岸低気圧本体の前線に伴う雲の発達はそれまで見られず、それよりも南北の風の循環のぶつかりあいによる空気の上昇要因が大きい。

300 hPa(等高度線・等風速線)

トラフが接近している。南岸低気圧の北上に伴って、このトラフの加勢を受けることで発達を続ける。その発達に伴い西高東低の気圧配置へ移行し、冬らしい天気に移り変わっていく。

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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