2023/01/02 21:00の予想天気図

日々の天気図解析

冬型の気圧配置が続く.北陸より北では雪が強まる.

地上(等圧線・前12時間降水量)

東西の気圧差が56 hPaまで広がり,季節風が強まる.日本海側で雨雪が強まる予想.

850 hPa(等相当温位線・風)

寒冷乾燥の285 K以下の空気 (青塗り)の領域が南下する.中国地方では285 Kの線がくぼむように分布するが,この領域で相当温位が上がり雨となると考えられる.

850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)

日本海側ではいつも通り季節風の乾燥空気と海からの温めの温度差による対流が発生する.太平洋側では山からの下降流 (白抜き)となる.その先の太平洋では日本海上と同様に対流が起きる.関東の東の海域では相当温位と風の図から風の収束が確認されているため,その上昇気流と考えられる.-6℃の等温線は昨日より南下する.

700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)

太平洋では湿数3℃以下の領域が広がるが,日本海では700 hPaまで上昇せず,乾燥域となっている.9:00現在の赤外画像で確認しても,日本海の雲域よりも太平洋の雲域のほうが高度が高い.

300 hPa(等高度線・等風速線)

寒冷前線ジェットが大きく蛇行する.寒気中心の位置は昨日とほとんど変わらず,ジェットから切り離される傾向を示す.寒気停滞の兆しか?トラフは北海道の東へ通過していく.

以上から,西高東低の気圧配置が続く.寒気が停滞する傾向を示すため,影響が長引くとみられる.

本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。

気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)

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