冬型の気圧配置に.北陸では雨,それより北では雪.
地上(等圧線・前12時間降水量)
大陸に1048 hPaの高気圧が,オホーツク海に996 hPaの低気圧が解析され,等圧線の走行が南北に走る西高東低型の気圧配置になる.次第に季節風が強まっていくと考えられる.
850 hPa(等相当温位線・風)
沿海州に相当温位258 Kの寒気中心が解析される.285 Kの寒冷乾燥ラインは時間と共に南下する予想.明日にかけて関東~西日本まで南下するでしょう.
850 hPa(等温線)&700 hPa(鉛直p速度)
こちらでも-30℃の明瞭な寒気中心が解析され,東進する.青塗りの上昇流域は,寒気が強まる日本海北部で明瞭で,9:00現在の衛星画像でも寒冷乾燥の季節風が流入することによる対流雲が明瞭である.
700 hPa(湿数)&500 hPa(等温線)
こちらでは寒気中心が-45℃と解析されている.(おそらく)寒気としては強いクラスにあたる.北陸の青塗りの湿潤域は山地の斜面上昇による対流で,日本海で吸収した水蒸気によるものと考えられる.
300 hPa(等高度線・等風速線)
沿海州の寒気に引っ張られて寒冷前線ジェットが北上している.トラフは日本列島上にある.寒気が南下すればジェットも再び南下して亜熱帯ジェットと合流するか.
本投稿は気象庁「数値予報天気図」を加工して作成しています。
気象庁 Japan Meteorological Agency (jma.go.jp)
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